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野性を解き放て
松木正
おとな&キッズ
1Day体験プログラム
トーテム・スピリット
TOTEM SPIRITS
午前の部【火とあそぶ】
With FIRE
午後の部【動物のチカラ】
With ANIMALS
2022/3/12(土)
会場:星山(葉山)
変化が激しく不透明な時代
いい子・いい人の落とし穴
子を持つ親であれば、「いい子」に育ってほしい、「いい人」と出会ってほしい、と誰しもそう願うかもしれません。何をもって「いい」かは、人によって異なるかもしれませんが、気をつけなければならないのは、その子が「いい」と言っているのでもなく、その人が「いい」と言っているのでもなく、親が「いい」と言っていることです。
自分にとっての「いい」には、反応がなかったり、抑えられたりして、親にとっての「いい」には、高い反応があり、喜ばれることが続くと、自分よりも親の「いい」に応えようとし、自分の「いい」を見失ってしまう可能性が高いのではないでしょうか。
人間は社会の中で生きているので、社会の求める「いい」に適合して、社会の中で円滑に生きることは、必要な働きであり、その大元にある親との関係で、親の「いい」に応えることは、生きる上で必須とも言えるので、必然的にそうなるのでしょう。
親の「いい」=社会の「いい」であり、社会の「いい」が固定的で強固な場合、自分の「いい」がなくても大丈夫なのかもしれません。
しかしながら、変化が激しく不透明な現代においては、社会の「いい」もどんどん変化するので、自分の「いい」と社会の「いい」とでせめぎあい、格闘し、ダンスし、協力、共振する新しい「いい」を生み出していくことが求められます。つまり「いい」と思っていたことを打ち破っていく必要があるのです。
空気を破る・壁を壊す
社会には自然と「いい」という空気ができます。変化が必要のないときは、その「いい」空気のままでいいでしょう。しかし、変化が必要なとき、その「いい」空気を破る必要があります。
「いい」空気を破るために必要なことは何でしょうか? そもそも「いい」空気はなぜできるのでしょうか?
私は、それはそうしていると、安心だから生まれるのだと思います。そうしている方が気持ちよくて安心だから、「いい」空気が生まれる。
それがだんだん行き過ぎると、もう気持ちよくなかったり、不安なのに、変化を与える方が怖いので、「いい」空気のままでいようとしてしまう。
だから、「いい」空気を破っても、安心でいられることが必要なのだと思います。空気を破っても大丈夫、そういう安心感が必要なのです。信頼とも言えるかもしれません。
壁を壊すことも同じです。壁があった方が安心だったけれども、いつしか壁が阻害要因になったのなら、壁を壊すでしょう。この時も壁を壊しても大丈夫という安心感、信頼があるのとないのとでは大きく違います。
そして、その一歩を踏み出す勇気です。その勇気を支えるのは、自分は壁を壊すことができるという自信ではないでしょうか。
このような安心感、自信を育むのは、そうしてみても大丈夫であったり、失敗してもやってみてできた、そして、できなくても誰かが助けてくれる、という体験です。
動物になる・馬鹿になる・自然になる
そうは言っても、一度できた「いい」を壊すことは簡単ではありません。
それまで「いい」のおかげで生きてきたので、その「いい」を変化させることは、やはり「死ぬ」ことになるかもしれない、と原始からの生存本能をおびやかすからです。
一方で、その原始からの生存本能があるからこそ、「死ぬ」恐れを突破して、生き抜いてきたとも言えるでしょう。
ですから、そもそもの原始からの生存本能が持っている力、性質とも言える「野性」を発揮することは「いい」を壊す上で、大切な働きであると考えます。
野性を解き放つためのプログラム「トーテム・スピリット」では、原始から、人間を人間たらしめてきたことの一つである「火」に感謝を捧げ、火とあそんで、火の力と出会い直し、繋がり活力を得る取り組みを行います。
そして、野性が解き放たれるために「動物」の力を借ります。「動物」になることによって、私たちの動物脳が活性化し、眠っていた力が動き出すことを助けてもらいます。
動物になるという馬鹿げたことを真剣に取り組むことは、きっと、日頃は理性で抑圧している本能を解き放ち、自然体になって、心の底から込み上げてくる活力、笑いをもたらしてくれるに違いありません。
プログラムをリードしていただくのは、ラコタ族の伝統儀式を執り行うことを許された数少ない日本人の一人である松木正さん。YMCA奉職後、“自分をとりまく様々な生命(いのち)との関係教育=環境教育”をテーマとし、独自の環境教育プログラムを展開しています。
きっと私たちの中にある「トーテム・スピリット」を呼び覚ましてくれることになるでしょう。おとなにとっても子どもにとっても、大切な「野性」を解き放つ『トーテム・スピリット』へ、ぜひご参加ください。
松木正さんプロフィール
長きに渡るアメリカ先住民(特にLakota族)との交流(生活体験やセレモニー体験)の中から得られた叡智を実践しながら、講座プログラムに反映してきている。
キャンプカウンセラー、YMCA職員などを経て環境教育を学ぶために渡米。 現在、神戸で「マザーアース・エデュケーション」を主宰し、キャンプの企画や指導、企業研修、学校での人間関係トレーニング、また保護者に向けてのワークショップ、子育て講座、アメリカ先住民の知恵を反映したキャンプの企画と指導、神話の語り、教育的意図をもった企画講座など、幅広く活動している。
著書に、ロングセラーとなった『自分を信じて生きる』(小学館)『あるがままの自分をいきていく インディアンの教え』(大和書房)がある。
ラコタ族の伝統儀式を執り行うことを許された数少ない日本人の一人。
野性を解き放て
松木正 おとな&キッズ 1Day体験プログラム
トーテム・スピリット
【プログラム概要】
●とき
09:00 JR逗子駅集合
09:30 現地集合
10:00 午前の部【火とあそぶ】
12:00 お昼(食事・飲み物等持参)
13:00 午後の部【動物のチカラ】
16:30 現地解散
17:00 JR逗子駅解散
●ところ
星山(うみのほし)
神奈川県三浦郡葉山町下山口56
●定員
・おとな:12名
・こども:12名
●参加費(要事前申込)
【1日コース】
・おとな:11000円
パートナー参加:19800円(ご両親などお二人で参加の場合)
・こども:7700円(小学生―高校生まで)
お二人目以降 :6600円
小学生未満 無料(ご一緒におとなの方の参加をお願いします)
【午前コース】
・おとな:4400円
パートナー参加:7700円(ご両親などお二人で参加の場合)
・こども:3300円(小学生―高校生まで)
お二人目以降:1980円
小学生未満 無料(ご一緒におとなの方の参加をお願いします)
【午後コース】
・おとな:7700円
パートナー参加:13200円(ご両親などお二人で参加の場合)
・こども:5500円(小学生―高校生まで)
お二人目以降:4950円
小学生未満 無料(ご一緒におとなの方の参加をお願いします)
*お申し込みは【2/9】〆切となります。
●キャンセルポリシー
・3日前以上:無料
・2日〜前日:50%
・当日:100%
*返金にかかる手数料はご負担いただきます。
松木正さんとご一緒に皆様にお会いできる機会を、スタッフ一同とても楽しみにしております。
CAMWACCA事務局
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