大滝 正明(おおたき まさはる)
商業デザインを学び、グラフィックデザイナーとして活動後、静岡県工業試験場工芸部の技師に転身。家具のデザインの巡回指導を通じて家具職人たちとのかかわりの後、工房を開き独立。多くのデザインプロジェクトに携わる一方で、家具、食器、花器等の個展活動も精力的に行っている。女子美術大学講師、静岡県技術アドバイザー、三重県技術アドバイザーなども歴任。
「くみたち家具」と題する金具を使わず、楔(くさび)によって組み立てる栗の家具のシリーズは、その端正なたたずまいから、工房の定番品として愛用者多数。
また、生まれ育った三保の海岸(静岡県)で集めた流木を素材として使った、自然、偶然のカタチを活かしたモノ作りを行い、2012年および2021年には、流木を使ったコンテンポラリーアート作家として、ギャラリー「古今」において個展を開催。
2010年より、camwaccaのプロジェクトに参加。子どものためのプレイハウス「みつばちハウス」(キッズデザイン賞/グッドデザインぐんま受賞)のデザインや、シンボルキャラクターのビーナちゃんを描き続けている。
■受賞歴
1991 グッドデザイン賞(富士かわら)
1992 再資源化事業通産大臣賞(ミラクルストーンズ)
1992 高岡クラフトコンペ入選
1993 静岡さいこうデザイン・入選(ミラクルストーンズ)
1994 富山プロダクトデザインコンペ デザイン賞
1995 第12回東急ハンズ大賞 入選
1996 静岡さいこうデザイン 造形賞(桜華月)
1997 静岡さいこうデザイン 造形賞(くみたちテーブル)
2007 高岡クラフトコンペ 入選
2011 キッズデザイン賞 入選(みつばちハウス)
2012 グッドデザインぐんま(みつばちハウス)。